2013年12月7日土曜日

なぎ

昨日の早朝でした。


実家で飼ってるフェレットのなぎが逝きました。




享年五歳。





体が小さいし、元々そんなに長生きする動物じゃない。
五年とちょっとの生涯。


でもなぎは幸せだったと思う。





なぎは一番最初に実家にやってきた子だった。
まだ赤ちゃんだった。




そして唯一の男の子。



赤ちゃんの時のなぎはとてもやんちゃで好奇心旺盛で、怖いくせに寄って行く子だった。




父が他界して、フェレットの爪切りが私のタスクになり、フェレットがいるから二週間に一度は必ず実家に行って、爪を切ったら夕餉を囲む。


私にとってもフェレットは実家とつないでくれている。




先週末、いつものように爪切りに行くと、なぎは見る影もなく弱っていた。
弟も元気がなかった。




ついその前の週に見た時にはまだもう少し元気だったのに。
ご飯も食べて、一時はタヌキと見紛う程だったなぎが。




何かを思い出す。
いつかを思い出させる。




そんな状態になっていた。




ご飯を食べるんだよ。
ちゃんと水を飲むんだよ。




なぎは体の痛みでずっと啼いていたらしい。



夜中、弟がなぎの世話をして床に入り朝早くに目を覚ましてみると、なぎの息はなくなっていた。
体はまだ温かかったらしい。



今日、お兄ちゃんがいなくなったことや弟の気持ちを知ってか知らずか、ゆずはしきりと弟の顔を舐めていた。
いつもはそんなことしないゆずが。
なぎの息が消えた時に、隣にいたのはゆずだった。


こなは姿を見せなかった。












いつも通りのフェレットの部屋には、小さな骨壺に花と水が手向けられている。





4 件のコメント:

  1. 今頃、お父様がなぎをお迎えにきてる事でしょう!
    ご愁傷さまです(-"-)

    返信削除
    返信
    1. ありがとうございます。
      たぶん、今頃は父の膝の上にちゃっかり乗っかって寝ていると思います。

      削除
  2. 痛いのはつらかったね。
    今はきっと元気に走り回ってるよ。
    うんとかわいがってもらったから幸せだったと思うよ。
    またどこかで違う形で会えるかもね。

    返信削除
    返信
    1. なぎはよく頑張ったと思うよ。
      小さい体でずっと痛いのを我慢してたんだよね。
      今はもう痛くないだろうから、それが救いだよ。
      今度また別の何かに生まれ変わって弟の目に留まるといいなぁ。

      削除