雛祭りでもある今日、藤岡のお茶会に行って来ました。
どのお茶席もお花や香合、お茶碗に至るまで雛祭りや春を意識したお道具がいっぱいでした。
お茶券は三枚なので、入れるのは三席だけど。
遠目に見ても侘助や桃や菜の花等の春のお花が活けてあって、お茶碗も次客以降のお茶碗は雛人形や桃や梅の花が描かれたものもあり、毎年このお茶会から春を感じているように思います。
お菓子も春の色合いのものが多かったです。
今回は到着したのが思いの外早くて、最初にお濃茶席に入らせて頂きました。
こちらはお稽古をご一緒していて、先日セドナでのお土産をくださった先生のお席です。
朝一番のお濃茶は早起きの眠い目に嬉しい(笑)
抹茶はやっぱり強いらしく、朝一のお濃茶はコーヒーよりも目が覚めます。
なかなか朝っぱらからお濃茶点てられる程の優雅な生活は出来ないけど。
ちなみに私は朝は基本ご飯派なのに、コーヒーだけは淹れます。
コーヒーも大好き。
本来、今月はまだ炉の季節です。
でも会場の都合で大抵のお茶会が炉で開かれる事はあまりありません。たまーに、かな。
なので、日頃のお稽古は炉でお点前しているのですが、お茶会の時だけは風炉になるので、急遽練習しないといけなかったりします。
特にお濃茶は炉と風炉でお道具を置く場所だけでなく、抹茶がお茶碗に入るまでは窯の蓋をその都度閉めたり、中仕舞いがあったりという大まかなところから細かなところまで変わるのでとても混乱します。
今日の一席目のお濃茶席でお点前をされてた方も、とても緊張されていました。
でも、お菓子もお茶も本当に美味しく頂きました♪
二席目では武者小路千家さんのお席に入りました。
こちらでもまた目に鮮やかな色のお道具がたくさん。
このお席は毎年恒例のお菓子があります。
藤団子っていいます。 |
ホントは黄色の隣に緑があるんだけど、お茶を頂く前に緑は食べちゃった。
ので、ありません。
このお菓子は厄除けや五穀豊穣を意味していて、一個はお席で食べて、残りは「お持ち帰りください」って出されます。
色によってちょっと味が違います。
三席目も同じ先生の元でお稽古している方のお席でした。
橘の花を模ったお菓子もまた美味しかったです。
この冬は寒過ぎて、本来は冬の花である椿が咲かなくて先生方は茶花にご苦労されてました。
少し暖かくなってきて、ようやく咲き始めたのが侘助。
今日もお床に飾ってありましたが。。
侘助は私の好きな花の一つです。
こんな感じで下を向いて咲きます。 |
そりゃまぁ、枝の状態によっては上も向くかも知れないけど、花自体は下を向くそうで、茶花としてかなり一般的な花でもあります。
花言葉は「控えめ」「静かな趣」「簡素」だそうです。
百合も好き。
下向いて咲く花ばっかだな。
花言葉は「純潔」「威厳」「無垢」「壮大な美」との事。
百合にはどうもバレエ「ジゼル」のイメージが強い。
一幕の最後に死んでしまう主人公ジゼルのお墓の前で、アルブレヒトが二幕の最初に持ってる花が百合です。
そっちはまたその内書きます。
キリがないからね。
あと、梅の花。
寒ーい冬を耐えきって蕾を膨らませて、春が来た!って知らせるように一番最初に上を向いて咲くのが好き。
上も向かなきゃね。
花言葉は「高潔」「上品」「忍耐」「忠実」「独立」「厳しい美しさ」「あでやかさ」、白は「気品」だそうです。
花の香りも、ついでに言うなら梅干しも好き。
梅風味の~って銘打ってあるとつい買っちゃう。
つい食べ物ネタに走っちゃう。「気品」もへったくれも。。
何となく、好い事がありそうな気がする、春です。
ひな祭りにお茶会って、素敵ですね!
返信削除そして・・・藤団子、食べるのが勿体ないくらい綺麗☆
5色のものが厄除けって、和モノに触れるようになってから知りました。
お花の写真もみんな綺麗。
まだちょっと寒いけど、陽の光も暖かくなってきているので、気分はもう春本番ですよね。
お互い良い春にしましょう!
茶道具に雛人形のものって、結構あるんです。
削除でも、なかなかお茶会で出せないって先生方が言ってました。
季節やイベント事の先取りはいいのですが、後取りはしないからだそうです。
藤団子は緑も揃ってると更に彩がいいのですが。。
如何せんお茶を頂く前に食べちゃうので(笑)
5色で厄除けは仏教から来てるみたいですね。
お茶に使われる花はどれもホントに好きなのばかりで。
カサブランカは使えないのですが。。
ホントに春本番、好い事があるといいですね(*^_^*)