2015年1月3日土曜日

Unknown

そのままで居続けられないことは、既に知っている。

試せるのは単なる幸運で、或いは裏を疑っても、いつも行き当たりばったりの出来事しか起こらない。


事実は小説よりも奇なり。
そんなことの連続で成り立っている。


分かっているのは、起こったことを分けないこと。

善、悪。
損、得。
優、劣。
愛、憎。


分けてしまえば、つまらない。
比べるから、つまらない。

起こっていることと、思っていることとは、違う。


だから、感情を依怙贔屓しない。
怒りや悲しみが、喜びや快楽よりも偉い訳ではない。


少しだけコントロールするなら、その分生きやすい日常にはなるかも知れない。
それともいつか誰かに助けてもらえるまで、もっと泣いてみますか。



誰かが残したように見える痕も、自分の心がつけた罅です。
現を閉ざして語る夢に、自らが課す評価の結果です。



ありのままの本当の自分?
本当の自分をどれくらい知っているのですか?
自分にすら分からないことを、誰かに要求するのは酷に過ぎる。



体の外側にあるものを、体の内側で判断しない。
誰もが羨む体裁だとしても、幸せかどうかとは関わりがない。



ないものをばかり強請るなら、今ここにあるもののことはいつ考えますか?
長い目でばかり見過ぎていると、足元が見えずに転ぶ日もある。



起こったことの原因を探すのが目的なら、ずっと探していればいい。
起こったことを受け入れるのが目的なら、何が出来るか考えればいい。



願う時は、叶った時の覚悟も一緒にしておくこと。



求める分の何かを手放さなければ、その何かが入る余地がない。
与えるだけでは消耗するから、求めることを悪いことと決めないこと。



どんな選び方をしようと、たとえそれが無作為でも、行先は等しく与えられる。
それがどこであろうと。


世の中の全ては一度きりのもので出来ていることに、大抵の人は気付いていない。




ずっとそのままで居続けられないことは、既に知っている。

試せるのは単なる幸運で、或いは裏を疑っても、いつも行き当たりばったりの出来事しか起こらない。






冬来たりなば、春遠からじ。
全てが、そんなことの連続で成り立っている。




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