明日も明後日もリハーサルです。はい。
発表会を来週末に控え、トゥシューズが一足丁度いい状態になったので新しいシューズを下しました。
トゥシューズは新しく下して履き始めるまでにエラく手間が掛かります。
せっかく手間暇掛けて下したので、経過をちょこっと載せます。
長年バレエやっててトゥシューズも随分履いてる人には当たり前っちゃ当たり前な作業です。
バレエやってるとちょっとは裁縫をします。
履き始めたばかりという人のご参考まで。
買っただけだと大抵のシューズはこの状態。
国産だと、ごくたまにリボンが最初から付いてるものもありますが、輸入物は大体付いてません。
まず、この状態でソール(靴の底の硬いヤツ)を、ポワント、ドゥミポワントによく曲げてある程度柔らかくしておきます。
リボンとゴム付けてからでもいいんだけど。
多少柔らかくしておくとポワントが伸びない、ドゥミポワントが痛いというのを少しは防げます。
プロのダンサーは多分かなり柔らかくしてから履いてるようです。
じゃないと自分の足の裏の強さだけであんなにポワントは伸びない。
日本人は足の幅が広いので、少し潰すと履き易くなります。
あ、トゥの先の部分は潰さないように要注意。
ここが潰れると全て台無しです。
そしたらゴムを付けます。
付いたところ。
表側。
普通に考えると糸の結び目が表に出るのはどうなの??と思いますが、これを内側に入れてしまうと当たるので履いてる時に気になります。
それに舞台に立ってて、客席からこんな小っさい結び目が見える程視力が良い人にお目に掛かった試しがありません。
ゴムが付いたらリボンの準備。
リボンは最初一本なので、鋏で切ります。
すると、どうしても端が上記のようにほつれます。
で、どうするかっつーと、
リボンの端を軽くライターで炙ります。
ライターで炙るとリボンの端のほつれが溶けます。
ほつれ止めにもなります。
ライターの火をリボンに近付け過ぎないように注意。
燃えますから。
火傷や火事に気を付けましょう。
よい子のみんなはお父さんかお母さんにやってもらいましょう。
でも縫うのは自分でやりましょう。
自分が履くトゥシューズだからね。
全てのリボンの端のほつれを止めたら、
縫います。
本縫いとまつり縫い。
リボンは要はシューズの両サイドがぷかぷかしなければいいだけなので、ホントはそんなに細かく縫わなくても波縫いで充分ですが。
ええ、丁寧に縫いましたが、何か?
表側から見た図。
同じく結び目は表側に。
全部付いた。
もう履ける。
動作確認。
血管がスゲエとか言うな。
↑結構気にしてる。
履いてみて、大丈夫だったらもう片側を同じように縫います。
余程のコトがない限りはリボンが長過ぎるので、自分の好きな長さで切って、同じようにライターで炙ってほつれを止めます。
ゴムとリボンを縫う順番はもちろんどうでもいいです。
明日、群馬は36℃だってさ。。
明後日も暑いらしい。。
あ~辛い季節がやってきたぁorz
海外物のトウシューズは、リボン付けが面倒ですよね。
返信削除途中で解けたら大変なことになるから、縫いつけの強度も気にかけながらだし・・・
ゴム付けは、国内外産に関わらず付けなきゃだから、ホント面倒><
綺麗に縫い付けてあるMegさんのシューズに、惚れ惚れしたChloeです*^^*
リボンとゴムはついめんどくさくて、新しいシューズを下すのが億劫になりがちですよね。。
削除かかとが外れて怒られるの図は何度となく見てますしね(^_^;)
縫い始めて、あ、ブログネタになるじゃん。と思って急遽丁寧に縫ったのでした。。
コレの前のシューズはメチャクチャなんですよ~(-_-;)