2013年1月31日木曜日

禍福は糾える縄の如し

ホントは特にネタのないMegです。
お疲れさまです。


ここのところ、可もなく不可もなく過ごしていますが、時に、周りで不穏な話というか、相談を持ち掛けられるコトもしばしば。。という昨今です。



まぁ。。。ね。

私がバツイチだったりするもんだから、「どうすればいいの?」とかいう話の多いコト。



どうすっかな~と考えてたけど昨年から何度となく聞かれるので、今回はそこら辺を書いてみます。

自分のネタバレはもうしないよ。
一昨年旧ブログでガッツリ書いたから、そこについてはもう気が済んでるの。




その手の相談を受けた時、私は必ず言います。





まずは、よく考えてみようよ。



本当にもう駄目なのか、全く愛情が持てなくなったのか。


と言うのは、よくよく聞くと理由らしい理由がなかったりするケースが多い気がするんだよね。
離婚てさ、紙切れ一枚役所に提出しさえすれば。。済む話ではあるんだけど、そこに至るまでがひたすら大変なんですよ。


皆それぞれ私とは考え方が違うから、一概には言わないけど。。


子供がいたりするコトも多い。
私は子供はいなかったけど、それでも結婚したからにはって思ってた。
離婚するには充分過ぎる理由に、周りの友達や目上の人達からも口を揃えて「何でそこまで我慢してたんだ」って言われました。


本当に離れた方がいい相手もいるけど、そうじゃない相手だっている。



暴力を振う、暴言を吐く、不貞行為、まるで仕事をしなかったり、ギャンブルやお酒その他に散財するとか。。
が、離婚の主な理由にあたるものです。by 調停申立書


性格が合う合わない(性格の不一致)もあるけど、そもそもが全く違う環境に生まれ育った別々の人間だもの。
それなりに合わせていかなきゃやっていけないと思うよ。

相手に気を遣うのがイヤ??
自分以外の人で全く気を遣わなくていい人なんていません。

親や兄弟でさえ、多少の気を遣い合って生活してるでしょ。


もし、全く気を遣わなくていい相手と一緒になったとしたら。。
多分、相手が離れていくと思うよ。



考えて欲しいというか、感じ取って欲しいと思うのは、相手に対しての自分の気持ち。
同じ空気を吸うのも本気で吐き気がしてくるとか、殺意さえ覚えるくらいなら、そりゃ別れた方がいいと思う。




私は。。あったよ。
「コイツさえいなくなれば」って思ったコト、あった。
或いは、「自分がいなくなりたい」って常に思ってた。
あの期間は自分では気付かなかっただけで、相当に追い詰められた時間だった。
だから趣味に逃げ場を探しては、忘れる時間を作ってた。



ここからは、相手との関係を修復する最大限の努力と練習をしてみた結果、どうしても無理な場合を前提とします。


離婚するって決めたら、まずは証拠保全をしておきます。
浮気ならそれを証明出来そうな事柄を、暴力なら病院に行って診断書を取るとか、暴言や仕事をしないとかなら日記をつけておくか、時系列でどんな事があったか等をまとめて書類にしても採用してもらえます。
但し、盗聴や盗撮等、犯罪行為に当たるものは当然採用されないばかりか、自分の両手が後ろに回りますのでご注意を。
自分が相手にどれだけ尽くしたかを証明出来るものも証拠として見てもらえます。
それから、相手の収入、その時の自分の収入、夫婦としての財産がどれくらいあるのかをしっかり調べておきます。

お金については以下の通りです。

                                        
夫婦の財産=結婚前のそれぞれの正負の財産+結婚後の正負の財産(夫婦の共有財産)
                

この共有財産とは、結婚後に増えた動産不動産(預貯金、車や家屋土地等)や負債(借金)も含みます。
結婚前の正負の財産を元に戻し、結婚後の正負の共有財産を二等分した上で慰謝料の話になります。
追記; 性格の不一致を離婚理由とする場合、慰謝料が発生しない場合もあります。
これはもうその件数あればそれだけの答えがあるので、ここでは割愛します。
浮気の場合だけ、参考まで。
相手に100~200万円くらい、浮気相手にも慰謝料請求が出来て、50~100万円くらいが相場だそうです。
但し、浮気相手への請求に関しては、かなりめんどくさいみたいです。


子供さんがいる場合は、上記に加えて親権、養育権、面会権等を決めて、養育費を月いくらにするかといった話になります。
これもそれぞれなので、相場がどのくらいとかは分かりません。


何より大事なのは、協議を始めるまでは離婚を考えている事を相手に気取られないように気を付ける事です。
全部、水面下で時間を掛けて資料を集めます。
相手と離婚についての協議を始めても、場合によっては証拠保全してる事については黙っておく。
あくまでも調停になった時の為の書類と思ってください。
調停にならない、しない場合は保全した書類を出してもいいと思います。


離婚する際、いきなり裁判沙汰にはなりません。
まず、家庭裁判所で離婚調停の申し立てをします。
家庭裁判所から調停の日時が郵送されてきます。
裁判官一人と調停委員と呼ばれる年配の男女が一人ずつ決まります。
調停の時は裁判官の方は来ませんが、調停委員さんがお二人で夫婦の話を交互に聞いてくれます。
待機中も夫婦の待合室は別々です。
調停は月に一度のペースで3~4回程繰り返し、それでも話がつかない場合は審判となります。
審判では、調停で話し合われた調書に基づいて、裁判官と調停委員で決めた結論を言い渡されます。
それで不服がある場合、二週間以内に異議を申し立てて初めて裁判となります。

調停や審判で決まった結果は、裁判での判決と同じ効力があります。
もし、調停にはならずに協議で話がついた場合は、公証役場に行って内容を公正証書にしておく事をお勧めします。
正式な証書の作り方は、公証役場に問い合わせるか、司法書士さんや弁護士さん(市区町村の無料相談等が利用出来ます)に聞くのが確実だと思いますので、ここでは書きません。
あ、公正証書の作成には、公証役場でお金が掛かるのでご注意ください。
金額は内容の金額によって異なるようです。
私は公正証書を作らずに済んだので、そこのところはよく分かりません。申し訳ない。





こうして挙げ連ねて実際に書類を作り始めると、ホントに大変だし、ここまでして別れたいのかとかも考えます。
調停をしたから必ず思い通りにいくとは限らないしね。
逆に言えば、それを最後までやりこなすくらい気持ちが離れているなら、離婚しても後悔しないと思います。
本当に、心身共に大変だから。



覚えている限りを書き出してみましたが、それでも一度は未来を誓い合って結婚したんだから、子供さんがいれば尚更、よくよく考えて、出来れば回避する努力をしてみてください。
活字で書いたら上記の通りだけど、そこには書ききれない事態がたくさん待っています。


人は、ずっと恋愛当初の気持ちのままではいられません。
それは落ち着きを取り戻し、時に馴れ合い、時に認め合い、時間を掛けて育てていくものです。
子供なら、お腹で十月十日育てて少しずつ大きくなって、生まれてからも成長していくのが目に見える分、どれくらい育っているかが分かりやすいけれど、夫婦の愛情は目に見えないからあるのかないのか、育っているのかいないのかが如何せん分かりにくい。


ただ分かっているのは、家族と夫婦は違う事。
家族でも夫婦でも、全ての人生には色んな事が待ち構えている事。

それもひっくるめて、「禍福は糾える縄の如し(かふくはあざなえるなわのごとし)」。
幸と不幸は背中合わせ。
不幸の次には幸せがある、という意味です。

好い事ばかり続かない。
悪い事ばかり続かない。

だから人生は面白い。



色々、書いたよ。



後はそれぞれ考えて、感じ取ってみてください。
願わくは、つないだその手を、離さないでください。







2 件のコメント:

  1. 離婚は結婚の数倍のエネルギーが必要だと聞きます。
    社会心理学的にストレス度(Holmes)というのがあるんですが、もっともストレス度が高い1位が配偶者の死(ストレス度100)で、2位が離婚(ストレス度73)となっています。
    結婚は7位でストレス度50とのこと。
    3~6位の間には、刑務所入所なんて項目があったりするので、離婚のストレスはかなりのものでしょう。

    Megさんの経験は、本当に大変なものだったと思います。

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    1. そうですね。。
      離婚の作業ももちろんですが、結婚して割とすぐの頃から失敗だったと思い詰め始めたので、そこから離婚へ加速していくまでの時間が年単位だった事もあって、とにかく大変でした。

      私もそのストレス度見てました。
      あ~私って、結構大変なのね。って思ってました(笑)
      昨年までの間で、ストレス度上位のライフイベントを二つも迎えちゃいました。。

      出来る事なら、やっぱり離婚なんて経験しない方がいいと思います。

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