2013年2月3日日曜日

DVD Les Misérables 25th Anniversary concert in London 

もう一月も終わり。


で、今日は節分で、昨日風邪引きました。インフルじゃなくて良かった。。
何か食べないと。。もだけど、弟が恵方巻を予約していたので実家に行って来ました。。
今年の恵方は南南東だって。
毎年やってるように聞こえるけど、そんなコトすんのは初めてです。

弟的には家でお寿司が食べたかっただけっぽい。
恵方巻を頼んだのは母と私で、弟は一人で普通のお寿司を三人前頼んでた。

三人前って。。と思うでしょ。
弟もいい年だけど、身体がデカい。
かなり筋肉質。
あれは何年前だったろう??
若干メタボな感じだったのが、いきなり健康志向になって鍛え始めました。

毎週休み毎に「走りに行ってくる」って出掛けてるそうで、その「走ってくる」距離がハンパない。
車で行って来ても20分以上は掛かるんじゃね?って距離をサクッと走ってくる。
ホントに行ってんのか。。??と思ったけど、どうやら本当に走るらしい。
疑うと怒られちゃうから!

その件についてはまた後日。




さて、標題についてですが。



前にYouTube動画を載せたノーム・ルイスさん↓


の動画が著作権の問題でブロックされてすっかり凹み、ならば!!っとDVDを購入したのでした。
かなり安く買ったけど。。



場所はロンドンのO2アリーナ。
O2アリーナと言えば。。マイケルが「This is it」をやるはずだった会場だなぁ。。
は、今回はあまり深く考えないコトにして。。




バルジャン役はアルフィー・ボーというオペラのテナー歌手の方。

オペラ歌手がミュージカルに出演て、あんまりないんだって。
オペラとミュージカルでは発声方法が違うらしい。

ミュージカルでは劇場自体が広くてカツラの中か耳から頬にかけての辺りに付けたマイクで拾えるように、広がる感じに発声するそうです。
オペラの劇場は天井は高いけど、客席の一番後ろまでの距離がミュージカルをやるような劇場よりは短くてマイクを付けずに歌う為、生の声で後ろの客席まで届かせる為に真っ直ぐに発声するんだって。

フルオケで生の声で歌って且つ後ろの席まで届く。
例えは悪いけど、ミュージカルの発声が散弾銃なら、オペラは長距離狙撃のライフルってトコか。



このコンサートではスタンドマイクに向かって歌っているので、声の広がり方はあまり関係なさそうです。
が、オペラ歌手がマイクを前にして本気で歌うって。。ミキサーさんはかなり音量を絞っていたんじゃないかなんて勝手に想像してしまいます。



バルジャン役のアルフィー・ボー、好いです。とっても。
さすがオペラ歌手。
この方、本気になったらO2アリーナでもマイクなしで後ろまで声が届くんじゃないかってくらい。
全部すごいけど、「Bring him home」が圧巻です。
あまりの歓声にショーストップ。まだ途中なのにスタンディングオベーション。
最後の亡くなっていく場面で涙を流していたのが印象的でした。


ジャベール役のノーム・ルイス(を見たいが為に買ったんだけど)もやっぱりステキ。
バリトンの声がまたステキ。
ノーム・ルイスはブロードウェイの俳優さんです。
カッコいい。めちゃくちゃカッコいい。
「Stars」はもちろん、バルジャンとの掛け合い(歌い合い?)の迫力や、「Suicide」でホントに「死んじゃって欲しくない」って、DVDで観てるだけのこちらが泣きたくなります。


ファンテーヌ役にはレア・サロンガ。
小柄な体からものすごい声量。
前はエポニーヌ役だったみたいです。

エポニーヌ役は、映画版でもエポニーヌのサマンサ・バークス。
この人可愛くて好き。
エポニーヌ役がとても合ってます。
もう少し年を重ねたら、ファンテーヌをやる時が来るんだろうなぁ。



コゼット役の女の子(ケィティ ・ホールというらしい)もソプラノの声がすごくきれい。


ただね。。マリウスが…。
ニック・ジョナスといってアメリカで大人気らしいのですが、他のキャストの歌唱力に埋もれきってしまって、非常に残念なコトになってます。。
ソロじゃないと声が聴こえない。
ファンの方には申し訳ないが。。とにかく声量がなくて、どうしてここに入っちゃったかなぁ。。と。
実力がないと、どんなに憧れた舞台であっても辛い思いをするかもね。。




テナルディエ夫妻にはマット・ルーカスとジェニー・ギャロウェイ。
個人的にはこの二人大好き。
マット・ルーカスという方は、アメリカのコメディアンだそうです。
ジェニー・ギャロウェイは、レミゼではお馴染みの方だそうな。
結婚式の場面だったかなぁ、「神様、地獄で会おうぜ!!」という歌詞があります。
好きなんだよねぇ。。そういうノリ。



アンジョルラスにはラミン・カリムルーという、イラン出身の俳優さん。
ものすごい声量と眼力。




最後に1985年のオリジナルキャストが出てきて、「One day more」を歌っていましたが、オリジナルのマリウスがそこで歌っちゃうとコンサートのマリウスがちょっと可哀そうでした。



オリジナルキャストのバルジャンは、映画版で司教様をされてたコルム・ウィルキンソン。
ハイトーンでロングトーンで、かなりのお年に見えますが、いやいや。








舞台でお芝居しながらじゃなくて、入れ替り立ち替り出てきてはスタンドマイクに向かって歌う形で進んでいきます。
作品が作品だけに劇中で死ぬ人は立ったまま死ななきゃいけないのですが、それでもやっぱり感動します。


購入して良かったなぁ~と思うDVDでした。
映画版のDVDはいつ頃だろう。。

そっちも楽しみな私であります。







2 件のコメント:

  1. インフルエンザでなくて良かったですが、風邪は万病のもと、無理せず養生してくださいね。

    さて、DVD。
    オペラ歌手がミュージカル歌っちゃうんですね!なんてゴージャスなっ
    オペラとミュージカルの発声の違いは知らなかったので、勉強になりました。

    返信削除
    返信
    1. ありがとうございます(*^_^*)
      咳がちょっと残ってますが、マスクしてるとだいぶ楽になりました。

      日本のミュージカルでも、オペラ兼ミュージカル俳優さんという人もいる事はいますね。
      森公美子さんとか。器用なんでしょうね。
      やっぱり迫力が違います。
      DVDであれだったら、会場で観ていた人達にはもっと大迫力だったんだろうなぁと思います。
      オペラとミュージカルで発声が違うのは、何で知ったんだろう。。??
      元々ミュージカル好きなので、どこかで聞き込んだものだと思いますが(^_^;)

      削除