2013年3月10日日曜日

本当の「孤独」とは。

ここしばらくは月に一度くらいのペースで行ってる呉服屋さんに、今日も用事があって行って来ました。


3月9日に因んで、39(サンキュー)セール。
前にお願いしてた帯も仕上がってきたので、それも受け取りに行きましたが。。


如何せん風が強くてどう見ても黄砂+多分PM2.5も飛んで来てる臭い。
帯を持って外に出られず、足止めされてる間に色々商品を見せてもらいながら、全然違う話で盛り上がってきました。


まぁ。。大体どこでも。。ね。
つい話し込んじゃう気質ではあるんだけど。




お店の事は書いてもいいって言ってたので、呉服屋さんは京林さんといいます。
着物は同じ敷地内にある工房で作っていて、京都の呉服屋さんにも劣らない老舗です。


ものが好くて、仕立てもしっかりしていて、表の通りからはちょっと入ったところにあって、外観は一見して非常に入りにくい印象を持ち気味ですが、実は歴史に裏打ちされた良心的なお店です。

HPはありません。
扱ってる品物柄、やたらと画像を載せられないんだとか。
前にHPを作ってた時があったそうなのですが、何かと差し障りがあったらしく、止めてしまったとの事ですので、HPはなくても銀座や軽井沢にも出店してるくらいのお店ですから、ホントに信頼出来るお店だと思います。
HPがあるから良いって訳でもないと思うよ。
あればどんな感じか分かりやすいけど、業種によっては裏目に出る事もあるみたいで。




とか、そんな話も聞きかじりながら、話のメインになっていたのは、世の中には「理解不能な人」がいっぱいいるよね。という話。


私の仕事関係にも、不思議な人がお二人いらっしゃいます。
二人とも女性。


一人は年上、もう一人は年下。



二人に共通するのは、常時不機嫌である事。


たまーに機嫌が良くても、例えばふと手にしたものが汚れていたり破れていたりすると、たちまち怒り出しちゃう。

普通に考えれば、用途によっては他のと取り換えるなり、別にそれでも問題なければいんじゃん?っていうような些細な事だと思うんだけどね。

仮にムッとしたとしても、そこまで怒るような事でもないのに。。っていうところまで怒り出します。
周りの人に当たったりするのも激しいみたい。


このお二人に限らず、いるんだよね。
こういう人達。




じゃあ、周りがどう思ってるかというと、「めんどくさい」と思ってるだけよ。
皆大人だからね。
指摘して「それじゃ駄目よ」って教えてくれる人の方が余程親切なんじゃないかな。

「あ~あぁ。。」って思ってるだけで、他人であればある程に関わろうとはしません。



多分、前の私だったらそういう人を見るにつけ、イライラするし嫌ってたと思う。

ある程度の年を経て、「所詮は他人事」って遠巻きにしてるだけの自分がいる。
そこには好きも嫌いもないの。
ただ、関係ない。

仕事上関わりが全然ない訳でもないのよ。
それなりにはあるんだけど、どんな態度を取られようと、何を言われようと、私には関係ない事に感じられる。
そりゃ頭に来る事がないとは言わないけど、怒ったところでしょうがない。


そういう人達は、それが(ホントは許されてないけど)表立っては許されてる感のある状況にいるから、首の皮一枚でつながってるようなもんだと思ってみたらいいかもね。
人が集まって出来上がっている組織である以上、変化は避けられない。
その変化に合わせてやっていくしか方法はない。
でも彼らにとっては環境が変わった時、苦しい事になるだろうな。

周りからどんな評価を受けているかを知らずに、好き勝手言えるし出来る、なんて幸せな人達。。とは思う。
それは誰もが思うでしょ。
でもそこに気付かずにずっとそのまま、成長も出来ず、新しいアイデンティティもなく、人と楽しく関われない状況を自分で作ってるとはいえ、本当はその時点で既に本人にとってはすごく苦しいんじゃないかと思ったりもする。
時間が経つ内には新しい人とそれなりに出会う度に、自分が如何に何も変わってないかを実感するのは自分自身でしかないから。
人は鏡みたいなもんで自分と相対する相手の反応が、何人と出会おうが、どんな人と出会おうが同じようにしか感じられなかったら。。
本当は分かってるけど、自分から素直に開けられずに砕けられもしないのが苦しいのか。



それが苦しいから、いつも不機嫌?





かと言ってそれを指摘しようと思う程には、そういう人達に肩入れ出来ない。





昔から「長いものには巻かれよ」なんて言うけど、相手をよく見てからの判断でないと渡っていけないかもね。
巻かれてみたら短かったりして。

子供の躾には「皆仲良くしましょう」って言うけど、大人になったら付き合う相手も付き合い方も選べるようになります。


でもやっぱり、相手を想うからこそ、辛い指摘だったり叱ってもらえる自分では常にいたいな、と、私自身は思います。

そういう意味でのお叱りを、有難がれる自分でありたい。
どうでもいいやってなる方が怖い。
本当のひとりぼっちって、そういう事なんだと思う。




なぁんていうような事や、その他諸々、何となく語ってきた日曜日なのでした。




2 件のコメント:

  1. Chloeです。またまた匿名ですみません。

    39セール、掘出し物はありましたか?
    呉服屋さんは、ホームページに商品が載ってない方が、良いモノを扱っていそうなイメージがあります^^
    ホームページなくて正解だと思います☆

    感情的な人って、大抵の職場に一人はいますよね^^;
    主観にとらわれているから多面的な視野を持てなくなってて、周りのひいてる状況も読み取れないんでしょうけれど…
    何やら、そのイタイお二人に憐れみさを感じてしまいました^^;

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    1. まずは、お帰りなさい(笑)

      掘出し物。。は、そうでもなかったのですが、草履が欲しくて行ったんです。
      毎年出てる3900円の草履を狙ったのですが、残念ながら作ってる会社が廃業してしまったそうで、物自体が入って来ない、との事でした。
      で、これからの常連という事で。。店先には置いてない品物を安く譲って頂いちゃいました(^_^;)
      裏メニュー的な??

      そうそう、感情的なんですよね。
      しかも我慢が利かない。周りが見えてないんでしょうね。
      いつも、つまらなそうです。

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